中野

西東京のサブカルチャーの聖地・中野

都内でも人気の高い住居地が集まる中央線沿線ですが、その中にあってひときわ異彩を放っているのが中野です。

特に東日本大震災以降は、海岸線の都市は埋立地が多いため地盤に問題があるということが伝えられるようになり内陸部の都市への人気が集中するようになりました。

中央線は乗換なしで新宿に到着できるということが最大の魅力で、また古くから市街地として使用されてきたという歴史もあって学校施設が多く見られます。

中野区は新宿区の西側に位置している23区の一つで、さらに西には杉並区、北には練馬区との区境を有しています。

中野区の中心となっているのはJR中野駅で、その周辺にはサンモールや中野ブロードウェイといった有名施設が立ち並んでいます。

参考>>中野サンモール商店街振興組合

中野サンモールはJR中野駅北口から真っ直ぐ224mの長さで伸びる道沿いの商店街で、中には110店舗あまりが営業しています。

アーケード内にはレトロなインテリアやお店などが立ち並んでおり、一種独特の雰囲気が漂います。
お店の種類も地元の人に便利なお惣菜や生活雑貨の店が揃う一方、おしゃれなカフェや個性的な雑貨店など他の都市からそれを目当てに訪れる人もいるという賑やかさがあります。

また中野と言えば忘れてはならないのが「中野ブロードウェイ」で、こちらは東東京の秋葉原に並ぶ西日本のサブカルチャーの聖地として知られています。

東京にはサブカルチャーの聖地は3ヶ所あると言われており、それぞれ「秋葉原」「中野」「池袋」となっています。
このうち中野はいわゆる「オタク」と言っても秋葉原のようなアニメやゲームといった方面ではなく、もっと幅広いコスプレや演劇活動などといったジャンルも含有しているところに特徴があります。

ビル内に入ってみると本当に多彩な品物が取扱されているので、何をするにしても便利に趣味を楽しむことができると言えます。

再開発により街全体が活性化している

中野は中央線沿線の都市ということで以前より人気が高い場所でしたが、吉祥寺や荻窪、三鷹といった駅に比べてなんとなく「住みたい街」としては人気が低めに評価されてきました。

これは中野区が23区内で地価が高いということも関係していたのですが、実際のところ若い世代から吉祥寺が絶大な人気を得たことにより特に23区だから特別に高いという印象もなくなってきています。

街全体が古めかしいというイメージがありましたが、現在では再開発も始まっておりかなり以前までと比べて清潔感のある過ごしやすい街となっています。

都心回帰や職住一体という現在の流れにより、今後は人気の都市として注目を受けていくことになるのではないかと予想されます。