阿佐ヶ谷

ケヤキ並木と商店街が広がる

杉並区は昔から文化や伝統との関わりが非常に深い街なのですが、その中でもとりわけ見どころが多いといえるのが阿佐ヶ谷です。

阿佐ヶ谷は23区内でも離婚率が低いところとして知られており、一般的な子育て世帯が多く住宅を所有しています。
学校施設など子育てに必要な施設も数多く設置されているのでこれから結婚を考えている人にとって住宅を構える場所の候補となる場所です。

駅前周辺には便利な商店街が並んでいるのですが、お店の種類も食料品や生活雑貨のような地元民向けのものもあれば、個性的な雑貨店や古着屋、名物B級グルメなどの若い世代向けのお店も充実しています。

昔ながらの居住地区である反面で新しい取り組みに熱心であるという特徴もあり東京初の民間校長を採用したり、防犯カメラの運営条例を作ったりといった住民サービスはかなり前向きです。

これはかつての杉並区は都内で最もゴミの処理に問題がある地域として悪い意味で有名になったことがあったためで、1996年頃には都清掃局杉並中継所井草森周辺の住民が化学物質過敏症に類似した視神経異常を発症するという問題が起こりました。

原因は杉並区の大気汚染にあるということが発覚してから一気に住宅地としての杉並区の印象は悪くなってしまいました。

現在ではそうした問題もきちんと解決しており、安心して暮らせる場所として再生しています。

地味ながら休日の過ごし方は充実している阿佐ヶ谷

阿佐ヶ谷は中央線沿線の中でも比較的地味な位置づけとなっている街です。
阿佐ヶ谷のよいところは新宿と吉祥寺の両方にわずか数分でアクセスできるという交通の利便性ですが、わざわざ遠くに出かけなくとも阿佐ヶ谷近辺だけでかなり遊べる場所があります。

例えば駅から3分のところにある「寿々木園」という釣り堀などがそうで、周辺をぐるりと住宅地に囲まれた環境にあって突然現れる釣り堀は大変珍しい存在です。

また駅周辺にはおもしろいカフェスポットもいくつかあります。
人気店としては駅北口にある「ペンギンカフェ」などがそうで、こちらは個人で経営しているカフェながら可愛らしいラテアートが魅力となっています。

もう一つ見逃せないのが阿佐ヶ谷駅南側の中杉通りにある「ぱんだ珈琲」で、こちらは女子高生をメインユーザーとした非常に可愛らしい内装のお店です。

同じくオリジナルラテアートを楽しむことができるので、女性同士や一人暮らしをしている人の休日のリラックススポットとして利用をすることがおすすめされます。

大型のチェーン店は少ないものの、個人のお店が頑張っているという印象があるので他の地域とちょっと違った風情を楽しみたいという人にはおすすめできる街です。