引っ越し用段ボールのあれこれ

荷物の重さを考えて段ボールのサイズを決めていく

引越しの際の必須のアイテムと言えば段ボールです。
段ボールを上手に使うことで、より効率よく荷物を詰めていくことができますし、物を壊さずに安全に作業ができます。
まず、考えたいのは段ボールのサイズを上手に使い分けるということです。

たいていの場合、段ボールは大中小の三つのサイズを使い分けていきます。
その使い分けの基準となるのは、荷物の重さとなります。

フライパンや書籍類など、一つ一つの物が重いものは、あまり大きな段ボールを使わずに小サイズ、物の大きさによっては中サイズを限度に入れていきます。
そうしないと、運ぶ時に大変ですし、下手すると段ボールの下が落ちてしまうということになりかねません。
一方で、服や寝具などの軽いものについては、大きいサイズの段ボールに入れるようにして、かさばるものを一気に運べるようにすると効率よくなります。

入れるものに合わせて段ボールの詰め方を工夫する

とにかく考えもせずに段ボールに物を詰めていくと、入れたものが壊れる原因になったり、十分に詰められないという事態になります。
そのため、それぞれのものに応じて詰め方の工夫をすることが大事です。

たとえば、服の場合は段ボールの縦、もしくは横の大きさに合わせて折りたたんで入れると、かさばる部分が少なくなり、よりたくさん入れられるようになります。
また、書籍の場合はできるだけ同じサイズの本を合わせて重ねるようにして、無駄なすき間を作らないというのがコツです。

一番神経を使うのは食器などの割れ物を梱包する時です。
緩衝材として新聞紙やプチプチなどを底に敷いてから、食器を入れ、できるだけ食器と食器の間にも新聞紙などを挟んでいきます。
段ボールの側面にも衝撃を和らげるための緩衝材を入れるようにして、どの方向から力がかかっても大丈夫なようにします。
衣類を緩衝材の代わりに使って、少しでも運搬する量を減らすというのも一つの方法です。

スーツなどできるだけ折り畳みたくないものについては、引っ越し業者が専用の段ボールを持っていますので、依頼してみると良いでしょう。
引っ越し業者によっては、食器やグラス用の専用のボックスを持っていて、割れにくい構造のケースを使用できる場合もありますので、事前に聞いてみましょう。
こうした段ボールを使うと、より安心して運搬することができます。

段ボールが足りない場合

事前に用意した段ボールでは足らないということに気づいたら、近くのホームセンターやスーパーなどでもらえないかどうか聞いてみましょう。
たいていの場合は、無料で分けてくれますのですぐに調達できます。
もし、引っ越し前日に足りないことに気づいて、もう段ボールを調達できないという時は、服などのそれほど破損する可能性が低いものを、二重三重にしたゴミ袋に入れて、壊れやすいものを段ボールに入れるという手段もあります。